5月病と不登校になる学生

4月に入学式を終え、もうすぐはじめの一ヶ月を終えようとしています。

今年はゴールデンウィークが長く、新年度で心身ともに疲れた方がゆっくり休める機会となっていいですね。

私達、教員も仕事もありますが、お休みを頂きゆっくりと過ごすことができます。

さて。約1ヶ月が経過した今、毎年必ず訪れるのが学校を辞める学生でございます。

入学したての1年生でも、進級した2・3年生でも学校にこなくなる生徒がいるのが現実でございます。

ゴールデンウィークをリフレッシュ期間として鋭気を養える学生がいる一方、4月の環境の変化の疲れが大きくでて、学校に来れなくなる学生がいるのも事実であるのです。

ゆっくり休めるゴールデンウィークも学生によっては、『学校に通うことが更に億劫だ』と強く感じてしまう期間になってしまいます。

文部科学省では不登校に関する調査を行っており統計を出しています。その統計値からさまざまな傾向が見られます。

ここでは、平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果によると

高等学校に通う生徒の不登校数は約5万人でございます。高等学校に通う学生が約330万人ですので割合としては全体の1.47%の学生が不登校になっており、100人に1〜2人ほどという数値です。

長年の教員生活をしてきて実際に現場をみてきてもこの統計通りの結果になっていると感じております。

今まで高等学校を誰一人辞めずに卒業した学年があったこともなく、多いときは学年200人に対して5人ほどの不登校の学生がいる時もありました。

そしてこの平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」をみても、1学年の不登校者が1番多く、約1万2千人、2学年が約1万人となっており3学年が約8千人となっております。

去年の入学した一学年の生徒は一年間のうちに数名退学しましたが、1人は早くも5月から学校へ不登校になりました。

私は、決して不登校になって学校を辞めることが残念なことであると思いませんし、いけないことだとは思いません。(不登校になった原因がいじめであったりするのであれば、話は別です)

学校生活を送っていくうえで、「合わない」と感じることもあるでしょう。違う選択を選ぶことも自分で納得して進むならむしろよいことでしょう。

ですが、4月に入学をして5月に学校が嫌になってしまい、辞めてしまうのは早すぎるのはないかと内心感じております。

4月の環境の変化で心の疲れ。まだ、心を開ける友人がいない孤独感、また気候も変わり、あらゆるストレスを受ける状況ですが、もう少し粘ってみれば、新しい環境に馴染み、楽しい学校生活が待っているのではと感じております。

その際学校としても、相談体制やサポート体制をもっと整えるのが必要なのではないかと考えております。

そのときに気軽に相談できるカウンセラーの存在はとても大きいと思います。

もちろん私達教員が生徒の相談相手になれれば良いのですが、入学して一ヶ月でそこまで教師に悩みをさらけ出せる学生は少ないでしょう。

また月日がたっても、教師と生徒という上下関係が少なからずあるので気さくに楽しい話はできても、真剣に悩んでいることなどを相談しやすいという風にならないのが現実です。

その際、上下関係もなく、友達のように普段一緒にいるわけでもない、けれど安心して相談をできるカウンセラーがいることが精神的にとても大きい支えになるはずです。

カウンセラーが学校にいる環境を作ることで多感な時期の学生の負担などを大きく軽減することができるのではないでしょうか。

学校生活というのは楽しく青春と呼ばれるものである一方、様々な個性を持つ個人が集団生活を送る場で、ストレスや悩みもつきものです。

現在公立の高等学校ではカウンセラーが在中している学校はないかと思います。

私立であっても、毎日いる学校は少ないでしょう。

カウンセラーという存在が教育現場にもっと介入し、学校生活に悩む学生の支えがある環境になればと願うばかりです。

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さくらと入学式

寒い冬が終わり、桜が咲き、そんな桜さえもすでに散りつつ終わりを迎えようとしてございます。

一瞬で散るさくらの花びらに儚さを感じつつも、桜の花びらが散りゆく道を歩くことは情緒的で四季の美しさを感じます。日本という美しい国に生まれてこれたことにも感謝の気持ちが溢れ出て参ります。

新しいスタートを桜に華やかに祝ってもらい、新たに緑の葉っぱが桜の木を彩り、そして日本を彩ります。それは、新たなスタートを切る私達人間と同じようだと感じずにはいられません。

自然と人間は、深く密接に繋がっているのではないかと自然の美しさと完璧さを感じております。

はじめまして。

私は、高校教師をしています、清乃と申します。

私も今年の春で高校教師になってから30年目を迎えることとなりました。

健康にこの教師という仕事を続けてこれたのは、私の人生でも大きな喜びの一つでございます。わたくしにとっても今年の春のさくらは、30年をという節目を迎えるとても意味のあるさくらであり、新年度でございます。

わたくしは、職業柄よく生徒に『新しいことにどんどん挑戦してみなさい』というのですね。若くエネルギーに溢れた10代の生徒たちには、どんどん自由に挑戦をしてもらいたいのです。

そんなときふと、『私はなにかはじめたのかしら…?』と自問自答したときに、自分こそ新しい分野に挑戦ということを数年していなかったと気づいたのでございます。

なので新しく発信していくことをはじめたいと思った所存です。

些細なブログでございますが、目を通していただけたら幸いでございます。

30年、教育現場に身を置いてきて、見てきた日本の教育現場について、私なりの考えも少し含めさせていただきデータでわかる客観的で情報を元に発信して参りたいと思っています。

 

そして本日は、我が高校の入学式でございました。

少し大きい、着慣れていない制服を身に纏い、緊張の表情を浮かべてやってくる新入生を見ると、こちらも気が引き締まります。

最近の学生は、私が学生のころとは、大きく違うと感じております。

また数年前の学生ともまた違うと感じます。

それは私の主観にはなるのですが、『多様性』をごく自然のこととして受け入れられているということです。

それは時代の変化でしょうか。

人それぞれの違いを突くのではなくごく自然なこととして受け入れている、そんな風に感じます。

新入生にもハーフの生徒や両親共に外国の方の生徒も多くなってきておりますね。

このような海外の刺激も多様性や個性を自然と受け入れる基盤つくりになっているのでしょう。教育現場はどうしても、みんな横並びに同じようにすることが良し、という風潮があります。どんどん我々教育者も、教育者こそ変化していかないといけないのだと強く思います。

新たに入学された学生を含め、社会人の方、専業主婦の方、新年度を新しい気持ちで迎えていきましょう。

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